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2010年 02月 02日
梅のかほり Ⅰ

梅のかほり Ⅰ_c0135535_2255296.jpg


久々の花撮影。
マクロレンズを使うのも久しぶりです!
調べてみたら、秋の彼岸花以来でした~
花撮影、写真の要素がぎっしりと詰まっているので、私としてはとても勉強になります。

まず、花選びから始めます。
なるべく程度の良いものを選びたい。
傷等の無いキレイな状態のものを選ぶ。
そして、花だけでなく周りの状況も選びます。
特にバックはボケ等でキレイに処理できる場所を選ぶ。
花が特上でも、周りに枝等がひしめき合う場所は最初から諦める。
これが意外と大変で、広い公園を探し歩いても選べる花は数えるほどしかありません。
この花選びが終われば、任務は70%完了したようなもの(笑)

花を選んだら、カメラを三脚に据えて構図を決め、ケーブルレリースをセット。
バックはキレイにぼかしたいので、自然と絞りは開放付近。
このため、ピントを何所に置くかで悩む。
気を付けたいのが太い枝の処理。
色が濃く、写真を横切る形となるのでしまつが悪い。
出来ればキレイにぼかしたい。
今回は、シベの一部と手前の花びらの縁にピントを持ってきて、枝をぼかすようにしました。

構図でもう一つ気を付けたいのが、花の位置。
一般的には花の開いている方向に空間を開けるとまとまりが良くなる。
今回もそれを実践しました(笑)

構図とピント位置が決まれば今度は露出。
白い花は白で撮りたい。
このため、白い花びらで露出を測りプラス1.7EVの露出補正を加える。
プラス補正が多すぎると思われるかもしれないが、白い花を撮るときは思い切った補正が必要です。

構図・ピント・露出が決まれば、あとは息を止めてシャッターを切るだけ!(笑)
でもここでぶれてしまってはもったいないので、ちゃんとケーブルレリースを使い、できればミラーアップもしておきたい。
そして、シャッターを切る。
何枚でも、好きなだけ撮る。


好きなだけ撮ったら今度は現像。
あまりドギツイ現像は避けるのが賢明(笑)
出来るだけ、花の優しさを表現したい。

ホワイトバランスは太陽光、ピクチャースタイルはポートレートとした。
ピクチャースタイルのポートレートは、明るい花のイメージを表現しやすいと思っているので良く使います。
コントラストは、マイナス3、色合い・色の濃さはゼロ、シャープネスは3で、現像を仕上げました。

今年初めての花写真、少し続きます。

by chihiro426c3 | 2010-02-02 23:57 | ネイチャー


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