2012年 12月 01日
ボニータ!
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先日おこなわれました、"ミーモカルチャーセンター・日曜写真教室 受講生とOBの写真展"への出展作品です。

撮影場所は那珂市の上菅谷駅前。
写真奥に見える建物が駅舎です。
こんなに小さいですが、我街では一番大きな駅舎です!(笑)

この駅前で商店街振興策として、"カミスガプロジェクト"なるイベントがあり、そのイベントで地元の方がフラメンコを踊っているところを撮らせていただきました。
何枚か撮影をさせていただきましたが、踊り手のポーズと、バックの皆の表情が良かったので、この一枚を選びました。
ちなみに、タイトルに使った"ボニータ!"は、スペイン語、ポルトガル語で「美しい」「かわいい」の意味の女性単数形で、フラメンコの掛け声として使われるようです。
踊り手のお子さんは当然として、バックに並ぶお姉さま方にもぴったりかな?(笑)


この一枚、一見すると撮って出し?と思われるかもしれませんが、今までになく手を加えて仕上げています。
まず、CANON DPPを使って、ホワイトバランスを太陽光、ピクチャースタイルをスタンダードとして、コントラスト:ゼロ、ハイライト:ゼロ、シャドウ:ゼロ、色合い:ゼロ、色の濃さ:+1、アンシャープ:8、細かさ:4、しきい値:2で現像し、明るさの調整で、0、+0.17、+0.3として明るさを変えて3枚をプリント。
一昼夜乾かして仕上がり具合から、+0.17をベースの一枚に決定。

その後、ピクチャースタイルをスタンダードのままにして、明るさの調整で、-0.10、-0.7、-0.3、0、+0.3、+0.7の計6枚を現像。
更に、ピクチャースタイルをポートレートにして、明るさの調整で、-0.7、-0.3、0、+0.3、+0.7の計5枚を現像。
こうして、ベースの一枚を加えて、計12枚の現像写真を準備ました。
さあ、これからが大変です!(笑)

まず、ベースの一枚をPhotoshopで開いて準備。
この一枚は、全体的な明るさはちょうど良いけれど、部分的には明る過ぎたり、暗過ぎたりしています。
例えば踊り手の2名のお子さんの白い服や、バック中央のお姉さんの白い服はやや白飛び気味。
ここで、ピクチャースタイルをスタンダードで、明るさの調整で、-0.7、-0.3に現像したファイルを開き、ちまちまと白い服の部分を切り取ってベースの一枚に貼り付けます。
逆にバック中央のお姉さまの赤いスカートはやや暗いため、+0.7で現像したファイルから切り取ってベースの一枚に貼り付け。
また、皆さんのお顔は、全てピクチャースタイルをポートレートで現像したファイルからちょうど良い明るさのお顔を貼り付けました。
人によっては首の部分と、お顔の部分と、額の部分の露出が違ったりしています(笑)


そんな作業とプリントを何度か繰り返して、違和感の出ない程度に明暗の少ない一枚に仕上げました。
巷でよくやられているHDRと考えれば判り易いかもしれませんね。
HDR処理はソフトでも可能ですが、あまりやり過ぎると写真的に違和感があります。
特に今回のような人物が入ったスナップ等では露出に違和感を感じるとせっかくの一枚が台無しになってしまう恐れがありますので、注意をしたいですね。

今の技術を駆使すれば、レタッチで何だって出来てしまいますが、本来の写真表現から遠ざかってしまっては意味がない。
但し、写真作品としての完成度を上げるためのレタッチ技術は私は許容範囲だと思っています。
意見が分かれるかもしれませんが、私は今後も作品の完成度を上げるレタッチは使っていこうと思ってます。
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by chihiro426c3 | 2012-12-01 19:57 | スナップ


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